教師は昔話を始めるー
「幽 霊」と呼ばれる少年は、教室でも家庭でも孤独で、自分は不幸だと感じていた。
幽霊にとって一番幸せなのは、天気輪の丘で「キャスケット帽」の少年がピアノ を弾くのを、眺めている時間だった。
そして、銀河のお祭りの夜、ふたりは星々の間を旅するー。
「本当の幸せとは、いったい何なのだろうか?」